フタバから遠く離れて

Nuclear Nation

舩橋淳

日本/96分/2012年

フタバから遠く離れて2011年3月12日
双葉町民は1号機の水素爆発を耳にし『死の灰』を被った。町は全面立入禁止の警戒区域となり、1400人が250㎞離れた埼玉県の高校へ避難。地域社会丸ごと移転したこの高校は、まさに現代のノアの方舟と化した…
双葉町長井戸川克隆は、財政破綻した町を救うため7・8号機を誘致した原発推進派だった。しかし、町民が被爆に遭い、事故が長期化するにつれ、その信念が変化してゆく。原発により1960年代以降経済的繁栄が約束されてきた場所・双葉町。町民は、いまだ奪われた家・土地・財産の補償を受けずに、5年以上とも言われる避難生活を続けている。
先進国日本の片隅で忘れ去られて行く人々。先の見えない待つだけの避難所の時間をカメラは9ヶ月にわたり記録した。日本の原子力政策の成れの果てがここに凝縮されている。
作品名(日本語) フタバから遠く離れて
作品名(英語) Nuclear Nation
作品名(オリジナル言語) フタバから遠く離れて
監督名・製作代表者名(日本語) 舩橋淳
監督・製作代表者名(オリジナル言語) 舩橋淳
監督・略歴 1974年大阪生まれ。東京大学教養学部表象文化論分科卒業後、ニューヨークで映画を学ぶ。デビュー作『echoes』(2001年)が、「アノネー国際映画祭」(仏)で審査員特別賞と観客賞を受賞。第二作『Big River』(2006年、主演:オダギリジョー)は、「ベルリン国際映画祭」「釜山国際映画祭」でプレミア上映。東日本大震災で町全体が避難を余儀なくされた、福島県双葉町とその住民を長期に渡って取材したドキュメンタリー『フタバから遠く離れて』(2012年)は国内外の映画祭で上映。2012年キネマ旬報ベストテン第7位。著書「フタバから遠く離れて 避難所からみた原発と日本社会」も出版される。劇映画『桜並木の満開の下に』では被災地を舞台に物語を展開し、ジャンルを越えて、震災以降の社会をいかに生きるかという問題にアプローチしている。2013年にはドキュメンタリー「小津安二郎・没後50年 隠された視線」(NHK放送)。最新作は「フタバから遠く離れて 第二部」(2014年11月公開予定)
製作年(作品完成年:西暦) 2012
製作国 日本
上映時間(分) 96分
画角(フレームサイズ) (ビデオ)16:9
カラー
上映可能フォーマット BDDVD
主な撮影地 埼玉県、福島県
主な撮影時期 2011年4月 〜 2011年12月
主な被写体人物名(登場人物) 福島県双葉町の方々
使用言語 日本語、
字幕の言語 日本語、英語、
初公開年月日(西暦) 2012年2月
初公開国 ドイツ
日本での初公開年月日(西暦) 2012年10月3日
上映実績(映画祭、商業上映など) ベルリン映画祭など海外40の映画祭。国内オーディトリウム渋谷他全国公開。日本各地で現在も自主上映中。
製作スタッフクレジット 脚本:舩橋淳・山崎裕
音楽:鈴木治行
その他:テーマ音楽:坂本龍一
製作者名(日本語) 橋本佳子
配給会社あるいは上映担当者名
(問い合わせ窓口)
ドキュメンタリージャパン/橋本
作品に関する公式ウェブサイト http://nuclearnation.jp/jp/part1/
ウェブサイト以外の
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