魂のゆくえ―作家柳美里が旅する”死者と生きる東北”

The Whereabouts of Souls

平田潤子

日本/60分/2016年

03古来より日本人は、”死んでもなお魂は生き続ける”を信じてきた。
たとえ肉体は滅んでも、いとしい人は私たちに寄り添い、見守ってくれているのだと―。
東アジア全土に残るこのような考え方を、日本のとくに東北地方が色濃く今も受け継いでいる。
自然災害が多いこの国の、とくに飢饉など災厄の多い東北地方では、死は生の隣にあるものとして受け入れざるをえなかった。
大きな悲しみにぶつかったとき、それをどう乗り越えるか― あまりにも生きることが厳しい土地においては、生きるものの再生のためにも、死者の存在は欠かせなかったのだ。
死者の魂をおろし、(のりうつらせて)家族との再会をとりもつ「イタコ」の存在や、様々な死者供養の風習が今も残っている。
作品の中では、”死”について書き続けてきた作家の柳美里さんとともに”死者と生きる”東北青森の習俗をめぐり、魂のゆくえについて考える。
作品名(日本語) 魂のゆくえ―作家柳美里が旅する”死者と生きる東北”
作品名(英語) The Whereabouts of Souls
作品名(オリジナル言語) 魂のゆくえ―作家柳美里が旅する”死者と生きる東北”
監督名・製作代表者名(日本語) 平田潤子
監督・製作代表者名(オリジナル言語) 平田潤子
監督・略歴 番組制作会社にて、ディレクターとして映像制作に携わる。2006年ATP新人賞、『ペンダントイブ』(2009)、『にっぽんの記憶』(2010)で松川賞受賞。『なにゃどやら―小子内の盆歌』(2011)と『詩人・榎本櫻湖の“冬の旅”』(2015)にて映文連アワード部門優秀賞受賞。
製作年(作品完成年:西暦) 2016
製作国 日本
上映時間(分) 60分
画角(フレームサイズ) (ビデオ)16:9
カラー
上映可能フォーマット BDDVD
主な撮影地 青森、福島
主な撮影時期 2015年8月
主な被写体人物名(登場人物) 柳美里
使用言語 日本語、
字幕の言語
初公開年月日(西暦) 2016年4月
初公開国 日本
日本での初公開年月日(西暦)
上映実績(映画祭、商業上映など) スカパー!529chにて放送
製作スタッフクレジット 撮影:山崎裕
編集:鈴尾啓太
製作者名(日本語) テレコムスタッフ株式会社
配給会社あるいは上映担当者名
(問い合わせ窓口)
平田潤子
作品に関する公式ウェブサイト
ウェブサイト以外の
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