木田さんと原発、そして日本

A Woman From Fukushima

早川由美子

日本/64分/2013年

木田さんと原発、そして日本東日本大震災・福島第一原発事故により、これまでの生活を奪われた木田節子さん。分断されていく故郷を思い、この苦しみを福島で終わりにさせようと声を上げ続ける彼女の姿に、同時代を生きる“私たち”は何を思い、どう生きるのか?
(前編)震災前、福島県双葉郡富岡町で暮らしていた木田節子さん。原発に近い場所に家を建てた当時のこと、原発関連企業で働く息子のこと、震災を機に変わった夫との関係、避難民になって思うこの「日本」という国について語る。これまで、“原発作業員の母”として取り上げられることの多かった木田さんだが、このインタビューではむしろ夫との関係の変化に着目。家に閉じこもっていた木田さんが、外に出て声を上げ始めるまでの過程が清々しい!
(後編)2013年7月21日の、参議院議員選挙に立候補した木田さん。国政選挙へかける思い、そして東京・銀座での選挙活動をカメラは追う。“反原発”を掲げて立候補した彼女が直面する出来事は、まさに日本社会の縮図。“妻”が選挙に出る、“高卒”が政治家を目指す、“原発難民”とは名乗らせないマスメディア… 原発を支えてきた日本社会のありようが、声を上げようと立ち上がった木田さんの前に立ちはだかる。
作品名(日本語) 木田さんと原発、そして日本
作品名(英語) A Woman From Fukushima
作品名(オリジナル言語) 木田さんと原発、そして日本
監督名・製作代表者名(日本語) 早川由美子
監督・製作代表者名(オリジナル言語) 早川由美子
監督・略歴 1975年東京都出身。成蹊大学法学部、London School of Journalism卒業。大学卒業後、公務員、会社員を経て2007年に渡英。ロンドンでジャーナリズムを学ぶ傍ら、独学で映像制作を始める。イギリス の平和活動家、ブライアン・ホウを取り上げた初監督作品、『ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1』で、2009年度日本ジャーナリスト会議・黒田清JCJ新人賞受賞。日本の公共住宅問題をテーマにした2作目『さようなら UR』(2011年)は山形国際ドキュメンタリー映画祭にてスカパー! IDEHA賞を受賞。他に、全国に広がる空き家と若者の貧困問題に着目した『乙女ハウス』(2013年)、“原発難民”木田節子さんを取り上げた『木田さんと原発、そして日本』(2013年)、アーティスト・イン・レジデンス・プログラムに参加して制作した『踊る善福寺』・『ホームレスごっこ』(2014年)など。映像制作のほか、国内外の作品の上映会やイベントの企画、市民の情報発信促進のための映像制作ワークショップの主催など、映画全般にまつわる活動を積極的に行っている。ホームページ http://www.petiteadventurefilms.com
製作年(作品完成年:西暦) 2013
製作国 日本
上映時間(分) 64分
画角(フレームサイズ) (ビデオ)16:9
カラー
上映可能フォーマット BDDVDMP4, WMV (29フレーム/秒)
主な撮影地 日本
主な撮影時期 2012年12月1日〜2013年7月20日
主な被写体人物名(登場人物) 木田節子
使用言語 日本語、
字幕の言語 英語、
初公開年月日(西暦) 2013年11月9日
初公開国 日本
日本での初公開年月日(西暦) 2013年11月9日
上映実績(映画祭、商業上映など) 三鷹いのちと平和映画祭(日本、2013)、Ecozine Film Festival (Spain, 2014)、Uranium Film Festival (Brazil, 2014)
製作スタッフクレジット 脚本:構成:早川由美子
撮影:早川由美子
編集:早川由美子
録音:早川由美子
製作者名(日本語) 早川由美子
配給会社あるいは上映担当者名
(問い合わせ窓口)
Petite Adventure Films
作品に関する公式ウェブサイト http://www.petiteadventurefilms.com
ウェブサイト以外の
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