となりにあるもの

THE THING NEXT DOOR

アンティエ・フーベルト

ドイツ/96分/2012年

Thing Next Door1973年、原子力発電所の建設計画は、エルベ川流域の小さな村ブロックドルフの住民たちの間に、大きな動揺を引き起こした。長く激しい抵抗運動にも関わらず、1986年、チェルノブイリ事故からわずか2、3ヶ月後に、発電所は電力網につなげられた。その後、地域では事態は鎮静化していった。
本作『となりにあるもの』は、現地に残る抗議者たち、そして彼らの家の玄関前にある「それ」を日々の生活のなかで諦めて受け入れることと、深刻で致命的な敗北への容赦ない怒り、との間にある彼らの人生についての映画なのだ。
荒れ果てた風景を旅し、古い映像と抵抗する村人たちの記憶を通して、波乱に富んだ、だが決して終わることのない過去を描いていく。最後に、福島での事故と、ドイツでの驚くべき「原発の段階的廃止」という出来事が、映画に新たなはずみを与える。
作品名(日本語) となりにあるもの
作品名(英語) THE THING NEXT DOOR
作品名(オリジナル言語) DAS DING AM DEICH
監督名・製作代表者名(日本語) アンティエ・フーベルト
監督・製作代表者名(オリジナル言語) Antje Hubert
監督・略歴 1966年生。ブラウンシュヴァイクとキールで芸術と歴史を学ぶ。
1993〜95年、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州映画文化振興協会にてアシスタントとして働く。
さまざまなドキュメンタリー映画プロジェクトで助監督
1996年以降はフリーランスの映画作家として活動
2009年以降、Thede(ハンブルグ)に参加
製作年(作品完成年:西暦) 2012
製作国 ドイツ
上映時間(分) 96分
画角(フレームサイズ) (ビデオ)16:9
カラー
上映可能フォーマット DCPBD
主な撮影地 ブロックドルフ(ドイツ北部)
主な撮影時期 2010〜2011年
主な被写体人物名(登場人物)
使用言語 ドイツ語、
字幕の言語 英語、
初公開年月日(西暦) 2012
初公開国 ドイツ
日本での初公開年月日(西暦)
上映実績(映画祭、商業上映など) 第33回マックス・オヒュルス記念映画祭(2012年1月)
第16回シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州映画祭(2012年3月)
第9回ハンブルクドキュメンタリー映画週間(2012年4月)
ドイツーロシア映画デー(カリーニングラード、2012年4月)
第22回メクレンブルク=フォアポンメルン州映画文化祭(2012年5月)
DーCAFダウンタウン現代芸術祭(カイロ、2013年4月)
台北核映画祭(2013年11ー12月)
製作スタッフクレジット 脚本:アンティエ・フーベルト
撮影:バーバラ・メツラフ
編集:マグダレン・ロコフ
録音:アンティエ・フーベルト、ステファン・コンケン
音楽:ティヴァダール・ナマシ
製作者名(日本語) Thede フィルムプロダクション
配給会社あるいは上映担当者名
(問い合わせ窓口)
die thede
作品に関する公式ウェブサイト http://www.dingamdeich.de
ウェブサイト以外の
オンライン・アクセス
過去YIDFFにおける本作品の上映 ありません
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